爆薬で自殺、村の幹部も巻き込む 中国
16日、中国・安徽省の村で地方政府の対応に不満を持つ住民が爆薬を身につけ村の幹部の前で爆発させて自殺し、幹部も巻き込まれて死亡する事件が起きた。
中国メディアによると、16日午前、安徽省金渡村で村の幹部が集まり会議をしていたところ、51歳の男が侵入し、身につけていた爆薬を爆発させた。爆発により男が死亡した他、村の幹部1人が死亡、他の幹部3人もケガをした。
男は数回にわたり生活保護の申請をしていたものの受理されず、不満を募らせていたものとみられている。
中国では去年11月、山西省の共産党委員会のビル前で「社会への報復」を訴え男が爆発事件を起こすなど、社会や政府への不満を暴力的な手段で訴える事件が相次いでいる。