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ウルムチ爆発31人死亡「重大な暴力テロ」

2014年5月22日 15:19

 中国の新疆ウイグル自治区の中心都市・ウルムチで22日朝に起きた爆発事件で、31人が死亡した。中国政府は「重大な暴力テロ事件」と断定した。

 地元政府系のメディアによると、日本時間22日午前9時前、ウルムチ市内の市場に車2台が突っ込み、爆発物を爆発させた。この爆発で31人が死亡、負傷者は94人に上っているという。

 中国の公安省は、事件は「重大な暴力テロ」であると断定した。習近平国家主席は「テロリストらに強い打撃を与え、厳しく取り締まる圧力をかける態勢を維持して、全力で社会の安定を守らなければならない」との重要指示を出した。郭声コン(王へんに昆)公安相が現地に向かっているという。

 新疆ウイグル自治区では、中国からの分離・独立を求める動きが続いており、先月30日にもウルムチの駅で爆弾を使ったテロ事件が起きるなど、テロが相次いでいる。