ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の自動車分野に関する日米の事務レベル協議が、１０日、２日間の日程を終えたが、今回も合意には至らなかった。

　アメリカ・ワシントンで行われた協議では、アメリカが高すぎるとして引き下げを求めている、日本の安全基準などについて話し合われた。

　森経済外交担当大使は「それなりの進展があった」としながらも懸案の安全基準については、「日本国民の安全や環境を売り払ったというようなことはしない」と述べるなど、依然、日米の隔たりが大きいこともにじませた。