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中国軍機の安全に重大な影響~中国国防省

2014年6月12日 22:04

 東シナ海の公海上で11日、中国の戦闘機が自衛隊機に異常接近したと日本政府が発表したことについて、中国の国防省は12日、日本の主張に反論するとともに、日本の自衛隊機が「中国軍機の安全に重大な影響を与えた」と主張した。

 中国国防省はホームページ上で談話とともに動画を公開し、東シナ海の防空識別圏内で11日午前、中国の軍用機・ツポレフ154が、日本のF15戦闘機2機に追跡を受け、30メートルまで接近されるなど、安全に重大な影響が出たと主張した。

 一方、日本の自衛隊機2機が中国機から異常接近を受けたとの日本政府の発表に対しては、中国側は150メートル以上の距離を保って抑制的に操縦したとしている。その上で、「日本が国際社会をだまして、我が国と軍のイメージに泥を塗り、地域の緊張をつくり出した」と非難した。

 「日本に意図を国際社会に説明するよう求める。中国はさらなる措置を取る権利を留保する」-中国外務省もこのように警告し、日本に対し、強い抗議を表明している。