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マレーシア機墜落 原因究明、手つかず

2014年7月20日 0:59

 マレーシア航空機がウクライナ東部で墜落してからまる2日となった。現場には、今も犠牲者の遺体や機体の残骸が残され、原因の究明は手つかずのままとなっている。

 墜落現場には広い範囲にわたって機体の残骸や乗客の所持品が散らばり、墜落のすさまじさをうかがわせている。ウクライナ政府によると、これまでに186人の遺体を収容したという。現場にはOSCE(=ヨーロッパ安全保障協力機構)の調査チームも入っているが、墜落原因の調査のカギとなるフライトレコーダーなどの所在は今も分かっていない。

 OSCE調査チームメンバー「ブラックボックスは関心事ではあるが、我々は調査する立場にはない」

 一方、ウクライナ政府は、親ロシア派が調査団の証拠収集を妨害し、集めた証拠についても武器を使って脅迫したと非難している。