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EU対露追加制裁 武器取引制限なども検討

2014年7月27日 1:37

 マレーシア機撃墜事件の真相究明が難航する中、EU(=ヨーロッパ連合)はロシアへの追加制裁を発動した。

 EUは25日、真相究明に向け、親ロシア派への働きかけを十分に行っていないとして、ロシアの連邦保安局長官ら15の個人と18の企業・団体を新たな制裁対象に指定した。EU域内の資産が凍結され、EUへの渡航が禁止される。今後、ロシアとの武器取引の制限や投資の規制についても検討するという。

 一方、国際調査を主導するオランダ安全委員会は25日、約25人の調査チームが、近く、現場で活動を始めることを明らかにした。現場周辺では戦闘が続いていることから、警護要員も同行し、2週間ほどかけて機体の破片の回収などを行うという。