米大統領、ネタニヤフ首相に停戦実現求める
アメリカのオバマ大統領は27日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、人道上の理由からのガザ地区での無条件停戦をすみやかに実現するよう求めた。
電話会談でオバマ大統領は、パレスチナ市民とイスラエル側双方の犠牲者が増えていることや、ガザ地区の人道状況がさらに悪化していることについて「深刻な懸念」を表明した。その上で、「迅速で条件のない人道のための停戦」が重要だと指摘。ケリー国務長官が行っている調停が、恒久的な停戦につながるようイスラエル側にも求めた。ただ、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスからイスラエルへの攻撃にはこれまでと同様、非難を続け、イスラエル側の自衛権も改めて確認した。