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プーチン大統領訪日の合意は有効~露外相

2014年7月29日 2:01

 ロシアのラブロフ外相は28日会見し、マレーシア機の撃墜事件などで実現が危ぶまれているプーチン大統領の訪日について、双方の合意は有効との考えを示した。

 ラブロフ外相は記者会見で、「ロシアは招請を受け入れ、日本も訪日について合意している」と述べ、今年秋のプーチン大統領の訪日が予定通り行われることに期待感を示した。

 プーチン大統領の訪日は安倍首相が今年2月のソチ五輪にあわせてロシアを訪問した際に求めていたもの。しかし、その後、3月にロシアがウクライナ南部のクリミア半島を編入したのをうけ、日本は、欧米とともにロシアに対する制裁を行い、プーチン大統領の訪日準備と位置づけられている岸田外相のロシア訪問も延期されたままになっている。

 さらに、ウクライナ東部でのマレーシア機撃墜事件では、親ロシア派の武装集団によるものとの疑いが強まっていて、プーチン大統領の訪日は難しいのではとの見方が広がっている。

 ロシアとしては、欧米との対立が深まる中で、日本との関係を強化することで、国際社会での孤立を避けたい狙いがあるとみられる。