韓国検察、産経新聞ソウル支局長を事情聴取
産経新聞の朴槿恵大統領をめぐる記事が大統領の名誉を傷つけた疑いがあるとして、韓国の検察当局は18日、記事を執筆した産経新聞のソウル支局長から事情聴取を行っている。
事情聴取を受けているのは、産経新聞の加藤達也・ソウル支局長。加藤支局長は3日にウェブサイト版に掲載された記事で、旅客船沈没事故の当日、朴大統領の所在が7時間不明だったという韓国紙の記事を引用した上で、大統領が男性と会っていたという噂を報じた。
韓国の大統領府は、「最後まで厳しく責任を問う」などと言及。市民団体が、記事は朴大統領の名誉を傷つけたとして加藤支局長を刑事告発し、検察が出頭を求めていた。岸田外務相は韓国の尹炳世外相との会談で、「報道の自由との関係で心配している」と述べた他、ソウルの外国人記者クラブも「注意深く見守る」としている。