戦闘が続くウクライナ東部で、避難する住民を乗せた車列がロケット弾で攻撃され、これまでに１５人の遺体が見つかった。ウクライナ政府は、女性や子どもを含む数十人が死亡したとみて調べている。

　ウクライナ国家安全保障会議のルイセンコ報道官によると、１８日、東部のルガンスク近郊で住民が白い旗を掲げ、車列をつくり避難しようとしていたところ、親ロシア派にロケット弾で攻撃されたという。これまでに１５人の遺体が見つかり、ルイセンコ報道官は、女性や子どもを含む数十人が犠牲になった可能性があるとしている。

　これに対し、親ロシア派の指導者は「我々は車列を攻撃していない」と反論している。

　ウクライナ軍は親ロシア派の拠点であるルガンスクを包囲し、市街地でも戦闘が行われていて、避難する住民が相次いでいる。