×

イスラム国 シリア北部の政府空軍基地制圧

2014年8月25日 16:10

 シリアとイラクで勢力を拡大している、イスラム過激派組織「イスラム国」は24日、シリア北部のアサド政権の空軍基地を制圧した。

 AP通信が、シリアの反体制派組織「シリア人権監視団」の情報として伝えたところによると、「イスラム国」はシリア北部のラッカ県にある空軍基地で政府軍と交戦し、24日、制圧した。この戦闘で、少なくとも100人の「イスラム国」の戦闘員とアサド政権軍の兵士170人以上が死亡したという。

 ラッカは「イスラム国」の勢力が強い地域で、今回戦闘が行われた空軍基地は、アサド政権軍がこのエリアで維持していた最後の軍事拠点だった。シリア軍は撤退後に部隊を再編成し、周辺地域から攻撃を行っているという。