砲撃で赤十字スタッフ1人死亡 ウクライナ
ウクライナ政府と親ロシア派のにらみあいが続くウクライナ東部のドネツクで2日、砲撃により赤十字のスタッフ1人が死亡するなど、緊張が再び高まっている。
赤十字国際委員会によると、ドネツクにある事務所の近くに2日、砲弾が着弾し、スイス人のスタッフ1人が死亡した。政府軍と親ロシア派のどちらが砲撃したのかは分かっていないが、赤十字は「住宅地への無差別な砲撃は受け入れ難く、国際法違反だ」と声明を発表している。
一方、ウクライナ軍によるとこの日、政府側が掌握しているドネツク空港に対し、親ロシア派が4両の戦車と対空機関砲を使って砲撃を行った。
ウクライナ東部では先月5日の停戦合意後も散発的に戦闘が続いていて、再び緊張が高まっている。