産経前支局長起訴 韓国メディア“憂慮”
韓国の検察当局が8日、産経新聞の記事が朴槿恵大統領の名誉を傷つけたとして、前ソウル支局長を在宅起訴したことを受け、一部の韓国メディアは、日本との外交的摩擦が予想されると憂慮を伝えている。
韓国のSBSテレビは9日朝のニュースで、加藤前支局長が起訴されたことを報じた。
SBSテレビ「検察の起訴強行によって、国際社会の批判のみならず、日本との外交摩擦が生じる可能性が高くなりました」
また、ソウル新聞は「『表現の自由』の侵害をめぐり、国際的な批判が起きるだろう」としている他、ハンギョレ新聞も「外交的摩擦が予想される」と憂慮を伝えている。
一方、アメリカ国務省の報道官はこの問題について、「我々は表現の自由を支持している」との立場を示した上で、名誉毀損(きそん)をめぐる韓国の法律について、「以前から懸念している」と述べている。