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中国首相、香港デモは「中国の内政問題」

2014年10月12日 1:17

 中国の李克強首相が、デモが続く香港について「中国の内政問題」との見方を示し、欧米諸国をけん制した。

 12日で2週間となった香港でのデモは、ピーク時に比べて参加者は減少傾向にあるが、香港政府が民主派のデモ隊との対話を見送ったことで、収束のメドはたっていない。

 こうした中、中国の李克強首相は10日、訪問先のドイツで会見を開き、デモが続く香港について「中国の内政問題」との見方を示し、香港問題に懸念を表明している欧米諸国をけん制した。

 また、「中国中央政府は一国二制度、香港人による香港統治、高度な自治という方針を貫徹している」として、原則論を改めて述べた。

 中国の指導者レベルが、今回の香港デモに関して、正式にコメントしたのは初めて。