×

まもなく米・中間選挙 存在感強めるのは…

2014年11月3日 10:59
まもなく米・中間選挙 存在感強めるのは…

 アメリカでは4日、政権への中間評価の意味合いをもつ「中間選挙」の投票が行われる。オバマ大統領の支持率が低迷する中、2年後の大統領選への出馬が取り沙汰されるクリントン前国務長官が存在感をアピールしている。

 2年後の大統領選挙への出馬に意欲をにじませる前長官は、これまでに15の州で選挙応援を行った。2日に訪れたニューハンプシャー州は、大統領選の候補者レースで序盤のカギを握る州のひとつで、前長官は、「民主党候補者を当選させるために立ち上がりましょう!ニューハンプシャー州の皆さん、頑張りましょう」と集まった支持者らを前に応援演説を行った。

 クリントン前長官は、中間選挙で激戦となっている州はもちろん、大統領選にとっても重要な州を選んで応援に駆けつけており、民主党内での支持固めも進めた格好。

 今回の中間選挙は、オバマ大統領の支持率低迷などを背景に、民主党が下院に続き、上院でも過半数を割るという予測も出ている。仮にオバマ政権が任期の終わりを待つだけの状況となれば、アメリカ政治の関心は、一気に、大統領選挙とクリントン前長官の動静に移ることになる。