×

米中首脳会談 米大統領“香港デモ”改善を

2014年11月12日 11:02

 中国を訪問しているアメリカのオバマ大統領は11日夜、習近平国家主席と会談した。会談は12日も行われ、オバマ大統領は海洋進出や香港の学生デモなどをめぐる人権問題で中国側に改善を求める方針。

 11日夜の会談は、中国指導部の執務室や住まいのある「中南海」で行われた。中国のトップがこうした場で外国の首脳をもてなすのは異例。

 習国家主席「今回のオバマ大統領の訪問は両国関係をさらに推進させることになる」

 オバマ大統領「米中が効果的に協力できれば、世界全体の利益になる」

 会談は12日も行われ、両首脳は2日間で6時間以上、意見を交わすことになる。習国家主席は地球温暖化対策などで協力姿勢を示し、中国がアメリカと肩を並べる「新型の大国関係」にあるとアピールしたい考え。

 これに対し、オバマ大統領は東シナ海などでの中国の海洋進出や、香港の学生デモなどの人権問題で中国側に改善を求める。立場の隔たりが大きい政治的な問題で、どこまで突っ込んだやりとりが交わされるかが焦点。