米韓合同軍事演習で“機動訓練”再開へ 北朝鮮反発か
韓国の国防相は22日、尹錫悦大統領に対し、来月予定しているアメリカとの合同軍事演習で、兵力を動員した機動訓練を再開させると報告しました。北朝鮮の反発も予想されます。
李鍾燮国防相は22日午前、尹大統領に今後の国防政策について報告し、2018年以降、規模を縮小するなどしていた米韓合同の軍事演習を「正常化する」と明らかにしました。
来月実施する演習では、戦闘訓練を含めた機動訓練を再開させるということです。
尹大統領は「韓米同盟の強化に合わせて訓練を徹底せよ」と指示しました。
韓国メディアによりますと、演習は8月22日から9月1日の日程で実施される予定で、北朝鮮の反発も予想されます。
一方、22日朝、報道陣に北朝鮮の核実験の可能性について問われた尹大統領は、「決心さえすればいつでもできる状態にあるとみている」と述べ、対応する準備はできていると強調しました。