国連が人身売買報告書 被害3分の1は子供
UNODC(=国連薬物犯罪事務所)は24日、世界の人身売買の実態をまとめた報告書を発表した。被害者のうち3分の1は18歳未満の子供となっている。
発表された報告書によると、被害者は124か国で見つかり、2011年は32%が子供だった。その2年前の2009年に比べて5ポイント増えている。また、女性の割合が大きく、子供のうち6割、大人も含めた全体では7割を占めている。
フェードトフ事務局長は、「報告書のデータは摘発されたものだけで、実態はもっとひどい」と述べ、判明している被害は氷山の一角にすぎないとの認識を示した。