人身売買の被害者か…ジャングルに33遺体
タイ南部のジャングルで今月に入り30人以上の遺体が相次いで見つかった。人身売買の被害者のものとみられ、タイ警察は人身売買に関わった疑いで地元の市長らを逮捕し調べている。
遺体が見つかったのは、タイとマレーシアの国境に近いジャングル。タイ警察によると、多くはミャンマーの少数民族、ロヒンギャのものとみられ、これまでに33人の遺体が見つかったという。ロヒンギャはミャンマー政府から抑圧され、脱出する人が増えており、それを狙う人身売買が横行している。埋められていた人たちは飢えで亡くなったり、身代金などが支払えず殺害されたりした可能性もあるという。
タイ警察は組織的な人身売買事件とみて地元の市長や警察官などを逮捕し、捜査している。