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台湾・馬英九総統 国民党主席を辞任

2014年12月3日 21:50

 台湾の馬英九総統は3日、与党・国民党が先週末の統一地方選挙で大敗した責任をとり、党のトップを辞任した。

 台湾の馬英九総統は、国民党の中央常務委員会に出席し、統一地方選で大敗したことを支持者らに謝罪したうえで、「私は深く反省し、選挙の失敗に対し最大の責任を負うべきだ」と述べ、国民党のトップを辞任した。

 馬総統の辞任について、中国政府は2日、「中国と台湾が各領域で引き続き交流と協力を深め、関係の平和・発展が推進されることを望む」とコメントしている。

 しかし、馬総統は台湾トップとしての任期をあと1年半残しているものの求心力の低下は避けられないものと見られ、今後、対中政策を大きく進展させるのは難しい情勢となった。