×

タカタ 米独の有力紙に広告、対応など説明

2014年12月19日 11:03

 エアバッグのリコールが相次いでいる自動車部品メーカー「タカタ」は18日、アメリカとドイツの有力新聞に広告を掲載した。リコールに協力する姿勢をアピールする狙い。

 広告は高田重久会長の名前で掲載された。エアバッグに不具合があった事故で5人が死亡したことに哀悼の意を示した上で、「国民の懸念を理解し、深刻に受け止めている」と述べている。さらに、アメリカの運輸当局や自動車メーカーと協力して、リコールにともなう修理用部品の増産に取り組んでいることなどを説明した。

 タカタはアメリカ議会の公聴会などで自社の取り組みを説明してきたが、対応が消極的だととらえられ批判が高まっていることから、リコールに協力する姿勢を消費者にアピールした形。