北“サイバー攻撃” 平壌市民「冒とくだ」
北朝鮮によるソニー子会社へのサイバー攻撃をめぐり、アメリカ政府は21日、中国に協力を求めた。
この問題は北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺を題材にした映画を製作した「ソニー・ピクチャーズエンタテインメント」がサイバー攻撃を受けたもの。オバマ大統領は北朝鮮をテロ支援国家に再び指定することも含め、対抗措置を検討していることを明らかにした。
ケリー国務長官は21日夜、中国の王毅外相と電話で会談し、協力を要請した。
中国外務省・華春瑩報道官は「我々は、いかなる国家や個人が他国内の施設を利用して、第三国へのサイバー攻撃を行うことに反対する」と述べ、名指しは避けながらも暗に北朝鮮を批判。王毅外相も、法に基づいて適切に処理すると述べている。
こうした動きに北朝鮮は、サイバー攻撃への関与を「ねつ造だ」として否定するとともに、アメリカとの対決姿勢を強めている。
平壌市民「アメリカは理にかなわない分析結果で我が国の関与について話しているが、これは我々への挑発であり、冒とくだ」