死者・行方不明者２３万人を出したインド洋大津波から２６日で１０年を迎えた。甚大な被害が出たインドネシアなど各地で追悼の行事が行われている。

　高さ１０メートルをこえる津波が発生し、壊滅的な被害を受けたインドネシア・アチェでは、２６日午前、ユスフ副大統領や各国の大使などが出席して追悼式典が行われている。

　２００４年、インドネシア・スマトラ島沖を震源とする巨大地震で発生した津波は、インド洋沿岸部の広い範囲に大きな被害をもたらし、死者、行方不明者２３万人を出した。

　２６日はインドネシアのほか、日本人２８人を含む多くの観光客が犠牲となったタイ・プーケットでも日本時間２６日正午から追悼式典が開かれ、日本人の遺族らも出席する予定。