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中国人のビザ、条件緩和へ 上海で説明会

2015年1月14日 3:43

 観光目的で来日する中国人のビザの条件が19日から緩和されるのを前に、上海の日本総領事館で説明会が行われた。

 中国上海市で開かれた説明会には、中国の旅行会社約100社の担当者が参加した。今月19日以降に実施される緩和策では、日本に何度も旅行できるマルチビザを取得する場合、一定の所得条件を満たした中国人に限り、沖縄か東北に最低1泊しなければならないなどのこれまでの条件を撤廃し、さらに有効期限も3年から5年に延長される。

 今回の緩和策は、去年11月に開かれた日中首脳会談の直前に発表されたもので、外務省は両国間の人的交流を進める狙いがあるとしている。

 上海の日本総領事館によると、去年の訪日ビザの発給件数は、87万4077件と過去最高を記録するなど、中国人の訪日旅行は増加していて、来月19日の旧正月前後も多くの中国人が来日するとみられている。