“ナッツリターン” 午後、初公判 韓国
ナッツの渡し方に激怒し、航空機を引き返させた大韓航空の前副社長に対する初公判が19日午後、韓国・ソウルで開かれる。
大韓航空の前副社長・趙顕娥被告は先月、乗務員のナッツの出し方に激怒し、動き始めた航空機を引き返させた「航空保安法違反」などの罪に問われている。
国会議員が明らかにした起訴状によると、趙被告が飛行機を止めるよう要求すると、サービスの責任者はすでに滑走路に向かっていて止められないと説明。趙被告は「誰に口答えしているんだ?止めろと言っただろう」などと指示したという。
これまでの捜査で趙被告は、「飛行機が動き出したことは知らなかった」と主張していて、午後2時半から始まる公判では趙被告の認識などが焦点となりそう。