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人質2人の解放に向け、現地対策本部は…

2015年1月21日 16:59
人質2人の解放に向け、現地対策本部は…

 イスラム過激派組織「イスラム国」を名乗るグループが日本人2人を人質に取り、「身代金を支払わなければ殺害する」と警告した。日本政府は中山外務副大臣を中東のヨルダンに派遣し、対応にあたっている。政府の現地対策本部がある首都・アンマンから小島康裕記者が中継。

 ヨルダンの現地対策本部に派遣されている中山外務副大臣は日本時間21日午後3時半頃、宿舎を出て大使館に向かった。

 中山外務副大臣「昨日に引き続き、情報収集にあたりたいと考えています。今から対策本部に入らせていただきたい」

 対応が官邸に一元化されているということで、慎重な発言に終始したが、中山副大臣は人質の状況やイスラム国について、情報収集にあたっていく考えを示した。対策本部には警察庁の職員も派遣されるなど、体制がとられているということで、実態の解明に努める。

 事態解決の糸口をつかむのは容易ではないとみられ、対策本部の指揮をとる中山外務副大臣からも緊張感がうかがえた。