「イスラム国」忠誠組織、エジプト軍を襲撃
エジプトのシナイ半島で29日、武装集団が軍の施設などを襲撃し、少なくとも26人が死亡した。イスラム過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓うグループが犯行声明を出した。
地元メディアによると、シナイ半島北部にある複数の軍や警察の施設で29日、武装勢力が自動車爆弾を爆発させたほか、迫撃砲をうち込んだ。一連の襲撃で兵士ら少なくとも26人が死亡、100人以上がケガをしたという。「イスラム国」に忠誠を誓うシナイ半島拠点の武装組織が、インターネット上に犯行声明を投稿した。
この組織は、去年10月にもシナイ半島で軍の検問所を襲撃し30人以上が死亡。エジプト政府はシナイ半島に非常事態宣言を出していた。