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エジプト軍が「イスラム国」に報復空爆

2015年2月17日 6:33

 エジプト軍は16日、イスラム過激派組織「イスラム国」がエジプト人21人を殺害したとする映像を公開したことへの報復として、リビアで「イスラム国」に対し空爆を行った。

 エジプト軍は16日早朝、リビアにある「イスラム国」の訓練施設や武器庫に対して空爆を行った。ロイター通信は「空爆が行われたのはリビア東部のダルナで、リビア政府側との共同作戦だった」と伝えている。

 「イスラム国」をめぐっては、空爆前日の15日、リビアでエジプト人21人を殺害したとする映像が公開されていた。

 エジプト人殺害の映像公開を受け、エジプトの首都カイロ市内でも報復を求める声が広がっている。カイロ市民からは「エジプト軍の空爆を誇りに思う」「神によって『イスラム国』は排除されるだろう」といった声が聞かれた。

 エジプトのシシ大統領も15日、「我々には報復する権利がある」と述べていて、今回の空爆は、その報復攻撃だ。

 こうした中、国連の安全保障理事会は15日、今回のエジプト人殺害について報道機関向けの声明を出し、「凶悪で卑劣だ」と強く非難している。

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