グラミー賞 日本人参加の2作品がクラシック部門で受賞 ゼレンスキー大統領もメッセージ
アメリカ音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞で、日本人が参加する2つの作品がクラシック部門で受賞しました。
第64回グラミー賞では「最優秀クラシック合唱賞」にメゾソプラノ歌手・藤村実穂子さんが参加する「マーラー交響曲第8番“千人の交響曲”」が選ばれました。
NNNの取材に藤村さんは「栄誉ある賞で、参加したソリストとして非常に嬉しく思います」とコメントしています。
また「最優秀クラシック・ソロ・ヴォーカル・アルバム賞」にチェロ奏者・松本エルさんが参加する「Mythologies」が選ばれました。
一方、2年連続のノミネートで受賞が期待された韓国の人気グループBTSは受賞を逃しました。
今回の授賞式にはウクライナのゼレンスキー大統領がビデオメッセージを寄せました。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「私たちのミュージシャンはタキシードの代わりに防弾チョッキを着て、病院で負傷者に向かって、彼らがたとえ聞こえなくなっていても歌います。音楽は全てを乗り越えると思います」
ゼレンスキー大統領はまた、「ロシアによる爆撃で街が静まりかえっている。音楽でその静寂を満たし、戦争の真実伝えてほしい」と支援を求めました。