“陰性証明”認めず“接種証明”のみに… 仏
フランスでは、飲食店などを利用する際、ワクチン接種や検査の陰性などを証明する「衛生パス」の提示を求められてきましたが、24日から、陰性証明が認められなくなりました。
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先週、1日の新規感染者数が40万人を超えたフランス。
記者(フランス・パリ、24日)
「きのうまでは検査の陰性結果などでも、こうしたパスが利用できたのですが、きょうからはワクチン接種が完了していないと利用できなくなりました」
フランスでは、これまで飲食店などを利用する際、ワクチン接種や検査の陰性などを証明する「衛生パス」の提示を求められてきました。しかし、24日からは陰性証明は認められなくなり、ワクチン接種を完了した人だけが利用できる「ワクチンパス」に変更されました。
利用客
「ワクチンパスは良いことだと思います。ただ、接種に反対の人の意見を変えられるとは思いません」
ワクチン接種を推進するフランスでは、追加接種の対象年齢を12歳以上に拡大。その上で、政府は2月から、屋外でのマスクの着用やテレワークの義務を解除するなど、段階的に規制を緩和する方針です。