×

北が短距離ミサイル発射 米韓演習対抗か

2015年3月2日 14:28

 北朝鮮は2日朝、南西部の南浦一帯から日本海に向け短距離弾道ミサイルを発射した。2日から始まったアメリカ軍と韓国軍の合同演習に対抗する狙いがあるとみられる。

 韓国の国防省によると北朝鮮は2日午前6時半過ぎ、スカッドと推定される短距離弾道ミサイル2発を南西部の南浦一帯から北東方向に向け発射した。ミサイルは約490キロ飛び、日本海の公海上に着弾した。

 アメリカ軍1万2000人あまりと韓国軍約21万人は2日から合同演習を始めていて、北朝鮮はこれに対抗しミサイルを発射したとみられる。

 韓国国防省・金珉報道官「北朝鮮の挑発があれば、断固として強力に、北朝鮮が身にしみて後悔するよう対応する」

 北朝鮮の人民軍総参謀部は2日、「すべての打撃手段が目標を狙い発射できる状態を維持している」と威嚇。韓国軍は、さらなる挑発に警戒を強めている。