去年１０月、カナダの連邦議会議事堂などで起きた銃撃事件で、容疑者の男が犯行直前に自らを撮影した動画が公開された。動機について、「アフガニスタンとイラクへの軍事行動に対する報復」としている。

　カナダ国籍のマイケル・ゼハフビボー容疑者は去年１０月、カナダの首都・オタワで兵士１人を銃殺したのち、連邦議事堂内で銃を乱射、その後、射殺された。

　ＡＰ通信などによると、警察は６日、ゼハフビボー容疑者が犯行直前に車の中で自らを撮影した動画の一部を公開した。動機について、「カナダによるアフガニスタンとイラクへの軍事行動に対する報復」としている。

　ゼハフビボー容疑者　「カナダは戦闘と爆撃によって、我々の敵となった。自国にいても安全ではないと分からせるため、兵士を狙った」

　警察は、ゼハフビボー容疑者に影響を与えた人物がいなかったかなど、犯行に至った経緯などを引き続き捜査している。