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NY株228ドル高 終値1万7977ドル

2015年3月17日 7:27

 16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、このところ上昇していたドルがユーロに対し下落したことで輸出中心のアメリカ企業の業績悪化への懸念が弱まり、ダウ平均株価の終値は前週末比228ドル11セント高の1万7977ドル42セントとなった。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は同57.75ポイント高の4929.51。

 このところの株式相場は、ドル高への懸念や早期の利上げへの警戒感から売りが先行する傾向にあったが、16日はドルがユーロに対し下落したことで市場には安心感が広がった。中でも、海外での売り上げ比率が高い企業の業績悪化への懸念が弱まり、買い注文が優勢となった。

 また、原油の先物相場は一時6年ぶりの安値をつける場面もあったが、その後、上昇に転じたため石油関連株などでも買いが入った。