アメリカ・ニューヨーク株式市場はギリシャへの金融支援を巡る動きで株式相場が上下している。７日は午前に値下がりしたものの、午後になり買い戻す動きが強まり、結局、ダウ平均株価は前日比９３ドル３３セント高の１万７７７６ドル９１セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は５．５２ポイントアップして４９９７．４６となった。

　この日は朝方、ギリシャの金融支援をめぐり、財務相会合でギリシャからの新たな財政緊縮策の提案がなかったと伝わり、協議が難航するとの懸念が強まった。また、ヨーロッパ株の指数がほぼ全面安となったことも売りにつながり、一時的に下げ幅が２００ドルを超えた。しかしその後、一部の報道でギリシャが正式に短期的な支援を求めると報じられ、これを契機に買い戻す動きが強まった。

　ニューヨーク株式市場でも当面、ギリシャの金融支援を巡る動きをにらみながらの売り買いがつづくとみられる。