イスラエル選挙 ほぼ互角も与党が勝利宣言
中東情勢に影響を与えるイスラエルの総選挙は17日、投票が締め切られ開票が始まった。出口調査ではネタニヤフ首相率いる右派政党と野党の中道左派連合がほぼ互角だが、いずれも過半数には満たないため、今後は連立交渉が焦点となる。
地元メディア・チャンネル2の出口調査では、ネタニヤフ首相率いる右派の与党「リクード」が28議席、中道左派の野党「シオニスト連合」が27議席と、ほぼ互角の結果となっている。これを受けてネタニヤフ首相は18日、「大きな勝利だ」と述べるなど早々と一方的に勝利宣言を行い、政権維持に自信を見せた。
ネタニヤフ首相「我々は大きな勝利を収めた。リクードの大勝利だ」
対するシオニスト連合は国民の関心が高い経済改革を訴え、優勢が伝えられていたが、出口調査の結果に、「予想外」だとの声も漏れた。
シオニスト連合・ヘルツォグ代表「まだ出口調査の段階だが政権交代を望む結果だ」
正式な結果は一両日中にも判明する見通しだが、いずれの政党も過半数に届かないことは確実で、今後は連立交渉が焦点となる。