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フェイスブック「仮想現実」技術取り入れへ

2015年3月27日 10:49

 全世界で14億人以上が利用するという交流サイト最大手の「フェイスブック」は、他の利用者の体験をゴーグル型機器などを使ってよりリアルに共有できる「仮想現実」の技術を今後、取り入れていく方針を明らかにした。

 フェイスブックのザッカーバーグCEOは26日まで開催されていた開発者向けの発表会で、離れた場所でも他の利用者の体験をあたかもその場所に一緒にいるかのように共有できる「仮想現実」の技術をフェイスブックに取りいれていくことを明言した。

 フェイスブックは去年、仮想現実の世界を目の前に映し出すゴーグル型機器を開発するベンチャー企業「オキュラス」を、日本円にして2000億円以上で買収した。「オキュラス」はまだ一般向けに販売されていないが、様々な分野での利用を見込み、多くの企業が開発を進めている。こうした「仮想現実」の市場は2018年までに世界で約7兆円の規模になると言われている。

 ザッカーバーグCEO「(Qどうやって仮想現実をフェイスブックに結びつけていく?)今は話せません」

 アメリカでは、若者のフェイスブック離れが指摘される中、よりリアルな体験の共有で利用者をつなぎとめることができるのか注目される。