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副操縦士、パイロット免許取得前に自殺兆候

2015年3月30日 23:33

 フランス南東部で起きたドイツの旅客機墜落で、ドイツの検察当局が日本時間30日夜に会見し、副操縦士がパイロットの免許を取得する前、自殺の兆候があり、精神科に通院していたことを明らかにした。

 旅客機を故意に墜落させた疑いが強まっているアンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)。日本時間30日午後10時15分頃、ドイツの検察当局が会見を行った。

 ドイツ検察当局「検察は、死亡した副操縦士の動機については臆測しない。副操縦士は免許を取る前に数年間、自殺をほのめかし、精神科医によるセラピーを受けていた。最近も医師に診断書を書いてもらっていたが、その中には自殺や他人への攻撃性を示すものは書かれていなかった」

 こうした中、ドイツメディアによると、現場からはこれまでに78人のDNAが採取され、うち50人の身元が特定されたという。現場では、今も懸命な捜索が続いている。