統計局報道官「中国経済、なお潜在力ある」
中国の今年1月から3月までのGDP(=国内総生産)が発表され、伸び率は前年同期比で7%にとどまり、6年ぶりの低い伸びとなった。
中国国家統計局が発表した1月から3月期のGDPは、前年同期比で7%のプラスとなった。前期比で0.3ポイント下落し、世界的な金融危機の影響を受けた2009年1月から3月期以来の低い伸びにとどまった。輸出入の落ち込みや不動産市場の不振、投資の伸び悩みなどが影響しているものとみられる。
中国政府は今年の年間の成長率目標を「7%前後」と11年ぶりの低い水準に引き下げ、これまでの「成長優先」から成長の質や効率を重視する体質に転換する事を掲げている。
国家統計局の報道官は「構造改革の最中で、想定よりも経済を悪化させる圧力は強いが、中国経済にはなお潜在力があり、安定的な成長には自信を持っている」と述べた。