軍創建83年控え 北朝鮮が記念大会
北朝鮮は軍の創建83年を25日に控え、これを記念する大会を開いた。韓国国防省は、創建記念日をきっかけに北朝鮮が軍事挑発を行う可能性もあるとみて警戒している。
朝鮮人民軍の創建83年を祝う中央報告大会は、平壌で開かれた。大会で演説した李永吉総参謀長は「アメリカ軍と韓国軍の合同演習が朝鮮半島の緊張を高めた」と批判した上で、「もし我々の領土に一点の火花でも散らしたら敵を完全に壊滅させる」と威嚇した。金正恩第1書記は、大会には出席しなかった。
韓国国防省は、このところ北朝鮮軍が砲撃訓練を活発に行っていることから、25日の創建記念日をきっかけにミサイル発射などの軍事挑発に乗り出す可能性もあると分析していて、警戒を強めている。