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次期米軍トップ 最大の脅威は露、次に中国

2015年7月10日 14:58

 アメリカ軍の制服組トップに今秋、就任する予定の、海兵隊のダンフォード総司令官は9日、アメリカの安全保障上の脅威として第一にロシア、二番目に中国を挙げて警戒感を示した。

 ダンフォード総司令官は、今秋に退任するデンプシー統合参謀本部議長の後任に指名され、9日、上院軍事委員会での公聴会に臨んだ。この中で、核兵器の能力と攻撃性を理由に、ロシアがアメリカの安全保障上最大の脅威だとした上で、中国を第二の脅威だと位置づけた。

 ダンフォード海兵隊総司令官「中国が、その軍事力と、アジア太平洋地域での存在感を拡大しているからだ」

 ダンフォード司令官は「中国を敵とは見なしていないが、安全保障上の懸念だと考える必要があるだろう」と述べるとともに、南シナ海での埋め立て活動を「不安定化をもたらす」として警戒感を示した。