ネパール大地震4日目 死者4000人超に
ネパール中部で発生した大地震から4日目となり、犠牲者の数は4000人を超えた。がれきの下などにいる人の生存率が大幅に下がるとされる72時間を前に捜索活動が続いている。首都カトマンズから高井望記者がリポートする。
28日午前8時現在、小さい余震も度々起きている。あと4時間ほどで発生から72時間が経過するが、余震が起きる度に作業員の安全確保のため捜索活動が中断されるなど難航している。
AP通信によると、地震による死者の数はネパールと周辺国で計4096人となっている。4日目の朝を迎えたカトマンズでは、多くの人が広場などでテントを張って、避難生活を送っている。家が壊れた人に加え、余震が続いていることから、家の耐震性を心配して屋外で生活しているという人も多くいる。電気・水道ともに復旧していない場所が多く、不自由な生活を強いられている。
一方、各国の援助部隊も活動を行っている。日本の緊急援助隊も28日、到着する予定にはなっているが、27日は現地空港の混雑などを理由に飛行機が着陸できない事態もあった。援助を受け入れる側のネパール政府も混乱しているとみられる。