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ネパール大地震 約80時間ぶりに男性救出

2015年4月29日 10:44

 ネパールで発生した大地震で、犠牲者の数は4800人を超えた。28日に現地入りした日本の国際緊急援助隊は救助活動を開始している。

 日本の国際緊急援助隊は28日午後、首都カトマンズの歴史的な寺院も倒壊した世界遺産のダルバール広場で、救助犬を使うなどして活動を開始した。29日も、日本時間の午前11時前から活動を開始する予定。

 AP通信によると、地震による死者の数はネパールと周辺国で計4800人以上で、ケガ人は8000人を超えている。被災地には各国の救助隊が入り活動を始めているが、ネパールとフランスの救助隊が28日、約80時間ぶりに男性を救出した。男性は倒壊した建物の中で身動きがとれなくなっていたが、救助隊に大きな声で助けを求めたという。

 ネパールのコイララ首相は28日、国民向けのテレビ演説を行い、ケガ人を無料で治療するなど、救援と救助活動を第一に取り組んでいくと強調した。