NYダウ74ドル安 終値1万8035ドル
29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は発表されたアメリカのGDP(国内総生産)が市場の予想を下回るなどしたため、ダウ平均株価は前の日より70ドル以上下がった。
29日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前日比74ドル61セント安の1万8035ドル53セント。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は31.7898ポイント安の5023.64で終えた。
この日は1月から3月期のGDP(国内総生産)の速報値が発表されたが、市場の予想を大きく下回った。また、アメリカの金融政策を決めるFOMC(連邦公開市場委員会)の声明でも「アメリカの経済成長が冬場に減速した」との景気認識が示され、市場ではアメリカの景気の回復ペースが鈍るとの警戒感が強まって売り注文が相次いだ。焦点となっているアメリカの利上げの時期については早くても今年9月と市場ではみているが、経済成長が鈍くなっている現状を受けて、市場関係者は「早い時期に利上げに踏み切る可能性はなくなった」とみている。