露で対独戦勝式典 西側首脳は参加見合わせ
第2次世界大戦でドイツに勝利してから70年を記念するロシアの式典が開かれている。しかし、ウクライナ情勢をめぐる対立から、西側の主要国の首脳は軒並み参加を見合わせた。
「対ドイツ戦勝利70年式典」は、日本時間9日午後4時に始まった。モスクワ中心部の「赤の広場」を約1万6000人の兵士と最新鋭の戦車などが行進し、ソ連崩壊後、最大規模となっている。
プーチン大統領はこの式典を、国威を内外に示す場と位置づけてきたが、10年前の式典には出席した日本やアメリカなどの首脳は今回、軒並み参加を見合わせ、出席した首脳は中国の習近平国家主席ら約30人にとどまった。ウクライナ情勢をめぐり、欧米とロシアの対立が続いていることが影を落とした形。