アメリカのＩＴ企業大手のアップルは８日、新たな定額制の音楽配信サービスを今月３０日から世界１００か国以上で始めると発表した。

　８日に行われた発表によると、新たな音楽配信サービスは「アップルミュージック」で、従来の曲をダウンロードし、保存して聴く形式ではなく、インターネットで音楽を受信しながら再生する「ストリーミング」といわれる方式。料金は１か月約１０ドル（約１２５０円）の定額制で、約３０００万曲の中から無制限でパソコンやスマートフォンなどで聴くことができる。

　アップルは現在もダウンロード型の音楽配信を展開しているが、その売上が減少する中、定額制で聴き放題となる形式の配信が急成長していることを受け、対策を講じたもの。新サービスを展開する国について、アップルは「１００か国以上」とだけ発表し、具体的な国の名前は明らかにしていない。