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イランの核開発をめぐる非難決議案採択 IAEA定例理事会

2024年6月6日 5:44
イランの核開発をめぐる非難決議案採択 IAEA定例理事会

IAEA=国際原子力機関の定例理事会で5日、イギリス、フランス、ドイツの3か国が提出したイランの核開発をめぐる非難決議案が採択されました。

採択された決議は「イランが引き続きIAEAの調査に協力しない場合、グロッシ事務局長による未申告の核物質などに関する包括的な報告書が必要になる可能性がある」としていて、イランにさらに圧力をかける内容となっています。

また、イランが拒否しているIAEAのベテラン査察官の受け入れなども求めています。

イランの核開発をめぐっては、去年3月、イランはIAEAと核関連施設を監視する機器を設置することなどで合意していますが、改善のきざしは見えず、核兵器の製造につながる高濃縮ウランの蓄積が進んでいました。

イラン側は理事会がイランに不利な決議をすれば相応の対応をすると警告していて、報復措置が懸念されています。