韓国軍は北朝鮮が5日、軍事境界線に近い韓国側の島の周辺で射撃を行ったと明らかにしました。韓国側は対抗措置として射撃を行いました。

北朝鮮による射撃があったのは、朝鮮半島西側にある延坪島などの周辺です。韓国軍によりますと、「北朝鮮が延坪島などの周辺で200発あまりの射撃を行った」ということです。弾は海上の境界線の北側に着弾し、ケガ人などは出ていません。

対抗措置として韓国軍は海上射撃訓練を行いました。延坪島などでは住民に一時、避難命令が出されたほか、航行する船舶にも警戒が呼びかけられました。

これに対し北朝鮮は、「敵が挑発となる行動を取れば、前例のない強力な対応を示す」と警告しています。