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中国海警局、南シナ海でフィリピン船2隻取り締まり

2024年8月27日 0:16

中国海警局は26日、南シナ海で領有権を争うフィリピンの船舶2隻が不法侵入したとして取り締まりを行ったと発表しました。南シナ海での2国間の接触は2日連続となり、緊張が高まっています。

中国海警局は、南シナ海のサビナ礁付近の海域で26日、フィリピン沿岸警備隊の船舶2隻が不法に侵入したとして取り締まり措置を講じたと発表しました。その上で、「フィリピン船が中国海警局船に危険な接近をし、威嚇した」と主張しています。

一方でフィリピン側は声明で、中国が「合法で人道的な活動を妨害しようとした」とした上で、国際法の順守とこのような部隊の派遣をやめるよう強く求めました。

南シナ海をめぐっては、25日にもサビナ礁付近で衝突が起きていて、「フィリピン側が中国側の警告を無視したため衝突が起きた」と中国海警局が主張する一方、フィリピン側は「漁船に燃料や食料を補給する人道的な業務が妨害された」と非難の応酬を繰り広げています。

中国外務省は25日の会見で、衝突について「責任はすべてフィリピン側にあり、 侵害的な挑発行為をただちに中止するよう求める」と従来の主張を強調しました。