ウクライナ避難民の子どもたちがクリスマス祝う劇を演じる
ウクライナでは伝統的に1月7日にクリスマスが祝われます。クリスマスの翌日となる8日、都内で、ウクライナ避難民の子どもたちがクリスマスを祝う劇を演じました。
クリスマスを祝う演劇で歌やダンスを披露したのは、ウクライナにルーツを持つ日本在住の子どもたちや、戦禍を逃れてきた避難民の子どもたちです。
去年3月に北東部スムイ州から避難してきた9歳のグレゴリーくんは、およそ4か月間の練習を重ね、羊飼い役を演じました。
グレゴリーくん「少し緊張しました」「ハッピーエンドになるように(祈って演じました)」
母国の言葉や文化を忘れないよう、グレゴリーくんは日本の小学校に通いながら、ウクライナの学校の授業もオンラインで受け続けています。
グレゴリーくんや子どもたちが披露したウクライナ語の演劇に、会場からはあたたかい拍手がおくられました。
戦時下のウクライナでは成人男性の出国が原則禁止されているため、避難民の母子の多くは父親を残して来日しています。
会場では、兵士たちが戦場でクリスマスを祝う映像も流れ、涙を浮かべる参加者もいるなか、祖国の平和が祈られました。