ドジョウをヒントに“腸呼吸”研究「イグ・ノーベル賞」日本人が18年連続受賞
人々を笑わせ、考えさせる業績に贈られる「イグ・ノーベル賞」が発表され、日本人研究者が18年連続で受賞しました。
ことしのイグ・ノーベル賞生理学賞を受賞したのは、東京医科歯科大学・大阪大学の武部貴則教授、開業医・岡部亮医師ら11人のグループです。
武部貴則教授
「日本には尻から酸素を吸い上げる能力を持つドジョウという面白い生き物がいる。なぜ私たちには同じことができないのか? それが最初の問いかけだった」
腸で呼吸することができるドジョウに着目し、ほ乳類が直腸から酸素を取り入れることができる可能性について実験を行いブタやマウスなどで一定の効果が得られました。
武部教授は「呼吸に苦しむ患者さんやお子さんに役に立つ日をいち早く実現できるよう、チーム一同、心を新たに邁進していきたく思います」とコメントしています。
日本人の受賞は18年連続となります。